2018年私的購読マンガベスト10-外伝-
○ その1 来年もより楽しめそうな作品(ベスト10作品を除く)
・ノラと雑草(モーニング・ツー)
・個人差あり□(ます)(週刊モーニング)
・天国大魔境(月刊アフタヌーン)
・生理ちゃん(月刊コミックビーム)
○その2 2018年世間の荒波に負けずに無事完結した名作たち
・町田くんの世界(マーガレットコミックス)
岡崎に捧ぐ (5) (BIG SUPERIOR COMICS SPECIAL)
- 作者: 山本さほ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/10/30
- メディア: 単行本
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・レッド(イブニングコミックス)
・アカギ-闇に降り立った天才(近代麻雀コミックス)
・ちびまる子ちゃん(りぼんマスコットコミックス)
ドカベンドリームトーナメント編(34)(完結)(少年チャンピオン・コミックス)
- 作者: 水島 新司
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2018/09/07
- メディア: コミック
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○その3 今年「惜しかった」作品。
・月曜日の友達(ビックコミックス):阿部先生の「空が灰色だから」「ちーちゃんはちょっと足りない」はわかるし面白いマンガなのだが、どうもこちらに関しては…ちょっと…ん〜実写映画化でリアルな表情で…楽しみたいのかな〜…と。
・ミステリと言う勿れ(フラワーコミックスα):論理攻めの主人公のキャラが立っていて今後数も多くのカレー作りの最中に連続猟奇殺人事件を"立ち会う"運命となるだろうが、でも今どき○○ジャックとか蔵の床下から○○○○ってのは80年代少コミ絵柄以上に…ちょっと陳腐すぎて…苦手で…。
・はじめの一歩(講談社コミックス) :美学をつきとおせるのなら今年どころか何らかの宣告を受け愚痴りたおした直後に終わらせてほしかった。極めて残念無念な2018年秋の夕暮れ。
・君たちはどう生きるか(マガジンハウス):小学生時分にイキきって原作本を読むのは十分アリだが、大人になってしかも漫画で読むのは実に恥ずかしい行動なので、大人ならば漫画を捨て原作本(岩波文庫)で読みましょう。(どうせ3分の1は文字パートなのだから)(あと婆さんの昔話は後々になれば有用だが、爺さんの説教はその場で忘れた方が良さそうだ)
○その4 今年度ワースト作品
・新潮45 2018年10月号(実質休刊号)
・授賞理由:昔、天下の朝日新聞社から発行されていた「朝日ジャーナル」内で人気を博していた赤瀬川原平氏の「櫻画報」において
櫻画報こそが新聞であり、この周りにある『雑誌状の物』は櫻画報の包み紙である。
と形容して、最終回の「アカイアカイ アサヒアサヒ」筆禍で見事休刊をくらっていたが、今回「新潮45」も傑作漫画「プリニウス」の"包み紙"としての役割だったはずなのに自らガソリンに漬け込んで自然発火の形で燃えてしまい、傑作と一緒に心中しようとしたネロ皇帝ばりの哀れな結末を迎えてしまったという史実で今年度のワースト作品にさせてもらった。ちなみに焼け落ちた後の「プリニウス」は火の鳥のように数ヶ月後復活して文芸誌「新潮」を包み紙にして再起をはかってゆくそうで。そういえば来年は手塚治虫先生が亡くなって30年目の年となる。漫画及び包み紙業界はどうなることやら。