○その1 来年度もより楽しめそうな作品(ベスト10作品を除く)
・アゲイン!!(週刊少年マガジン)
銀の匙 Silver Spoon(1) (少年サンデーコミックス)
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/03/15
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
・とりあえず地球が滅びる前に(月刊フラワーズ)
・冒険エレキテ島(月刊アフタヌーン)
○その2 本年度世間の荒波に負けず無事完結した名作慰労的作品
・うさぎドロップ(Feelコミックス):ラストの展開が?と思ったが外伝を読み進め今月やっと納得。お疲れ様でした。
新装版 うさぎドロップ (10) 番外編 (FEEL COMICS swing)
- 作者: 宇仁田ゆみ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2015/07/17
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
・午前3時の危険地帯(Feelコミックス):これもラストの主人公の行動に?だったが外伝の展開で納得。
・ママはテンパリスト(集英社愛蔵版コミックス):これは明快に小学校入学の目的のため一旦幕。ごっちゃんがいつ頃、冷静にこれを見られるか気になる反抗期にご用心…ママの愛情よ。
・からん(アフタヌーンKC):こちらは作者ともども「えっ?これで終わり」的完結。異常な増ページ単行本分でも描き足りなかったネームが多そう。
・友達100人できるかな(アフタヌーンKC):こちらも「えっ?ラブロマより短く終わった」感あり…夢の雑誌「月刊アフタヌーン」は本当に大丈夫なのか?(19年追記:残念っまだ大丈夫でした)
・グーグーだって猫である:おそらく最後の大島弓子作品(な予感)完結。紆余曲折や賛否の声があっただろうけれど、揺るがぬ信念はデビュー当時より全く変わらない。彼女の作品はおそらく永遠なものとなろう。(19年追記:とりあえず「キャットニップ」が文芸誌「きらら」で好評連載中なのでこれが’’最後’’ではなかった)
○その3 世間の高評価と反対に私があまりノレなかった的作品(11年当時)
・ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~(少年チャンピオン・コミックス・エトセトラ):「…ドキュメントでしょコレ?」なら原作的に「梶原一騎伝」「手塚治虫はどこにいる」位の出来は欲しかった。自前「秋田書店」出版なのも気になる、要は客観的視点(本質的分析)が欲しい所。あと画風的に漫☆画太郎先生以外の「泥臭さ」が正直性に合ってない己の現実に直面。
ブラック・ジャック創作秘話 手塚治虫の仕事場から コミック 1-5巻セット (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)
- 作者: 宮崎克
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2014/08/08
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
・花のズボラ飯(秋田書店):親が自分のセガレ作品と勝手に勘違いして買わされましたよ…。結局どう考えても久住原作は「孤高のグルメ」の方が相性が良いと判断。正直「食」に過剰なエロスは必要なのか?更にいくら女性誌に乗っても「少女マンガ」扱いとは限らないしね。
・進撃の巨人(講談社コミックス):作品の思考哲学は正直私と合わない気がする…これが「若さ」ってヤツなのか。でもきちんと話は追っかけるから上位狙って!(19年追記:結局上位選出はされず)
・きのう何食べた?(モーニングコミックス):正直に言うとよしなが先生に「週刊モーニング」+「食」+「ゲイ」の組み合わせに食指が動かないのが現状*4。作者の調理料理好きと「食」漫画の相性が…。でも「大奥」は進行形で面白いよ。(19年追記:そんなこんなで2019年春に実写ドラマ化、「西洋骨董洋菓子店」のように苦手意識をそこから脱出してみるつもり)
・アイアムアヒーロー(ビックコミックス):とにかく「背景」が嫌い!…って江口先生じゃないけど、好き嫌いの範疇でなく現在作者の思惑と「何かが違う」感があるような…何だと具体的に言われてもわからないが。(19年追記:結局その作家へのそっ閉じ傾向はそこら辺からなのかも?でもこれは最後まで読みましたよ)
○その4 今年ワースト作品
・社長島耕作(モーニングKC)
・授賞理由:「ヤング編」~「課長編」の頃の初芝とその偶像劇は今でも好きだ。だけど現在進行中の「HSホールディングス社長」の漫画は余り好きではない。そして決定打だったのは震災直後の連載にて「がんばろう!」って宣言する前に前社長郡山社長期の原発推進方針をお忘れになっていた点だ。慌てて原発撤退を提案しても個人的に社長島耕作&作者弘兼憲史氏に幻滅。要は今だに原発推進派を影で支えている日本の財界の正体と本音は何なのかを気づかせた1年であった。
(19年追記:東日本大震災の年らしい理由。見解自体は今も変わらないのだが、初芝ホールディングスに某電機メーカーのようなさる理由でとほうもない額の損失を計上する大失態を行ってほしかったなと)